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娼年読破。なんか物足りないな。この人の作品
ってすごく漫画的でヤングジャンプあたりでエ
ロ描写いれて連載したら人気でそうだけど。そ
れだったら弓月光の「みんなあげちゃう」のが
名作だろう。
なんかヌルイのだ。いいとこしか描いてない。
あとがきの姫野カオルコって人は癒し系なんて
かいてたけど・・・。
男娼の仕事があんな生やさしいものだとはと
ても思えない。セレブなご婦人とSEXしてS
EXのいいとこだけ知って、お金がっぽし、はて
はクラブの経営権まで手に入るなんて今日び漫画
でもやりませんぜ。夢物語。しかも前の「波の上
の魔術師」でもそうだけどまた逮捕オチ。あの時は
いいとおもったけど、今は作者の逃げのような気がして
なんだかなぁって感じだ。男娼はいい!でも犯罪だよ
なんて言われんでもわかっとるわい!背負え背負え!
ネタにしたんなら
んでSEX描写はすごく綺麗で透明感がある。この
頃ひとのブログとか読むようになって思ったけど、女性
が描くSEX描写に近い、女性向けなのかしら。出てくる
リョウって主人公も主体性がなく出てくる女出てくる女
の歪な性欲を肯定していく。なんか都合がいい男だ。とことん。
俺はこんな小説好かん、エロ漫画読んでるんじゃないわけで。
そら色んな小説があってしかるべきだけど、俺が求めてたの
とはちがった(ま、それが全てだ)。男娼の話だったらその
世界全てを描いてるものが読みたかった。
それよりも木曜提出のレポートが全然終わってない
「社会」と「個人」についてなんかそんな直ぐに
描けませんて。
それに関連して阿部謹也という人の本を読んでみようかな
と思ってます